糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

30歳で糖尿病に32歳でインシュリン自己注射のサラリーマンの教訓 - 糖尿病奮闘記 -

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さすがにこの3点セットは気になりました。しかしその本を読めば読むほど、憂鬱になってきました。


「ありえね〜、しかもどれ一つもできない。こんな生活、送れるわけがない!!」


ぐっと、嫌気がさしました。かっこ悪い病気にありえない生活。


「こんなんになったら最悪やな。しかも病気になっても誰にも言われへんな〜。」


 − で、あなたは何をしたの(天の声)


 − いろいろ考えました。(わたしの声)


 − 具体的に何を考えたのですか?(天の声)


 − 自分が糖尿病にならない理由を・・・(わたしの声)


そうなのです。「臭いものには蓋をしろ」のそのままの精神でいたのです。本当なら規則正しい生活・食事療法・運動療法の中から、できるものを探して、できないものはできるように心がけていくべきだったのです。


しかしわたしはこの3点セットの一つ一つにできない理由を探したのです。


まず規則正しい生活。これは会社の仕事が不規則なので、それを規則正しい生活にするには仕事に支障をきたすのでまず無理だ。仕事ができて1人前の男で、これからどんどん重要な仕事を任せられるのに、ここで引くと負け犬になってします。それはダメだ。


続いて、食事療法。食べる時間もまちまち。それに仕事の人間関係をスムーズにするのは居酒屋での本心を語った会話、たわいもない会話が大切。この場で人間関係が作られるといっても過言ではない。これを制限するのは仕事に支障をきたすのでダメだ。


最後に運動療法。ほとんど毎日外食をしていて帰宅するのは終電。この生活の中にどこに運動する時間があるのか?土日?これは身体を休息させないと次の週の仕事に支障をきたす。これはダメだ。


と、仕事が一番大切という考えで、その仕事に支障をきたす規則正しい生活・食事療法・運動療法は自分の人生において実現不可能だということを自分自身に納得させ、実行しない理由にしてきました。


さらに、企業戦士は家族を養うために多少なりとも傷つくもの。傷ついているだけ家族を守っているのだ。俺ってカッコいいな。そんな気持ちもありました。


自分で書いていながら何なんですが。これってやっぱりおかしいですよね?しかし糖尿病の知識がないとおかしなことでもおかしいと感じないのです。



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