糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

第15話 崩れたバランス

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/5/15 vol.0015
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


4月から人事異動になり、いままでとはまったく異なる業務になった。

いままでは、お客さんの業務分析を行い、そしてシステム構築の提案を行い

そしてシステムを構築する、まさにシステムエンジニアだった。

しかし、4月からプロジェクトを統括する部署が新設され、

そこに異動になった。

自己管理ができない糖尿病患者が会社のプロジェクトを管理する。

そこで、改めて痛感した。

自分は管理されるのが嫌いなのだと・・・。

気合と根性でなんとかなるものだ。その心意気に酔っていた。

しかし、管理されるのが嫌なわたしだからこそ、

みんなに負荷なく、管理する方法を見つけられるはずだと、

いまはそう信じ、突き進んでいる。


で、出てくるのがストレス。

糖尿病になる前までは、ストレスを感じているのか、感じていないのか

いまいち、分からなかった。

しかし、糖尿病になってからはそれは自覚症状として現れてくる。

その自覚症状は冠攣縮狭心症からくる「胸痛」の発作。

先週の金曜日、その胸痛が突如起こった・・・。


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■崩れたバランス

 ストレスは日常生活でみな感じているはずです。

 糖尿病になる前までは、自分ではストレスなんか感じていないと思っていました。

 実際に、そうだったと思います。

 悩みや問題はいろいろあったのですが、

 「なんとかなるわ~」の楽天的な考えで、事なきを得ていました。

 しかし、いまは違います。糖尿病になり、家族や職場に対して

 迷惑をかけているという後ろめたさから、ストレスを感じるようになりました。

 糖尿病に対しては「なんとかなるわ~」では済まされないからです。

 そして、分かったことが自分は「ストレスには弱い」ということです。

 実は、いままでは、ストレスを感じなかったのではなく、

 感じたストレスをうまく回避できる術を持っていただけではないかと思います。

 その術は身体が健康で、どんな環境の下でも自分は何でもできるという自信が

 あったために維持されていた術でした。

 しかし、いまは毎日2回のインシュリン注射、そして注射後30分には食事を取り、

 そして、夕方ぐらいから身体が疲労感を覚えるようになってからは、

 何でもできるという自身が崩れていってしまったのです。

 そして、ストレスを回避する術を失ったわたしが、

 ストレスをまともに浴びるようになり、

 そして、冠攣縮狭心症からくる胸痛の発作とも戦わなければならなくなったのです。

 
 わたしの場合、糖尿病というのは、糖尿病だけで済まされない病気です。

 糖尿病になったことで、いろんなとこに影響がでています。

 崩したバランスを元に戻すのは、意識改革から始めなくてはいけないのです。
 
 そう思い、新たなストレスを回避する術を見出している今日この頃です。


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  気合と根性ではどうにもならない・・・。

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更新日 : 2006年9月27日 11:22




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