糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

第5話 低血糖って? part2

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/2/27 vol.0005
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


先日、わたしが所属している野球チームの飲み会がありました。

この野球チームのメンバーはわたしの病気のことをあまり知らないので、

わたしは気を遣わずに飲めます。

病気のことをよく知っている会社の人と飲みに行くときは

会社の人はわたしのことに気を遣ってくれるので、わたしも気を遣います。

なので会社の飲み会にはできるだけ参加しないようにしています。


飲み会に参加するのは3ヶ月~6ヶ月に一度。

ひさびさに気を遣わない飲み会で気分も上々。

少し飲みすぎて自転車で帰宅。

しかし酔っ払って転倒し、頭を強打。たんこぶの出来上がり。

運動療法で始めた自転車通勤で身体を傷つけたら元も子もないな・・・。

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■低血糖って? part2

 今回はわたしが体験した低血糖障害についてお話します。

 臨場感あるふれドラマ風にしてみました。

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 あれは夕暮れ。外は雨が降っていた。

 家族と外出から戻ってきて、時計をみる。

 時間は午後5時。

 「インシュリン注射まであと1時間あるな。」

 今日は休日ということもあり、昨日は焼酎を飲みすぎてしまい、

 体調がいまいち優れず、下痢である。

 そう思っているときに身体の異常を感じる。

 季節は真冬。 

 帰ってきて暖房をつけたばかりの寒い部屋の中で動悸が激しくなる。

 何ともいえない焦燥感に襲われる。

 「おっ、これが主治医が言っていた低血糖か。すごいな。」

 変に嬉しくなり感心する。しかしそれも束の間。

 今度は汗が滴り落ちる。念のため血糖値を計ってみる。

 「63」

 ビンゴ!!低血糖だ。この症状が低血糖だ!!

 奥さんにすぐに缶ジュースを買ってもらうように頼んだ。

 いつもなら缶ジュースは冷蔵庫にあるのだが、

 まったく低血糖にならないので、奥さんが飲んでしまったのだ。

 奥さんが階段を降りていく。それと同時に立てなくなった。

 台所に寝そべり、天井を見る。頭がクラクラする。

 妙に眠たくなる。寝てしまおうかなと思った。

 しかしなぜか寝るとやばいような気がした。

 
 そして、奥さんが帰ってきた。

 台所に寝ているわたしを見てびっくりし、すぐにコーラを飲ましてくれた。

 5分後・・・。

 
 「さっき、俺は倒れてたよな?」と奥さんに尋ねる。

 何事もなかったように元に戻った。


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 しかし、あれが一人のときに起こったらどうしよう。

 ポケットには常にポケットシュガーが入っている。


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  出会いたくないものでも、出会った瞬間はちょっと嬉しい!?

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更新日 : 2006年9月27日 11:07




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