糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

血糖コントロール(入院生活16日目)



入院生活も2週間を過ぎ、病院での糖尿病食を食べながらインシュリンの種類・量を変えながら血糖コントロールを行っています。これが入院してから今日までの血糖値の推移です。

血糖値 インシュリン(※1)
日にち 朝食前 朝食後 昼食前 昼食後 夕食前 夕食後 寝る前
14日 121 275 195 126 119 301 227 14単位 6単位 14単位
16日 122 337 239 154 147 279 187 14単位 4単位 16単位
16日 98 270 151 247 137 131 44(※2) 18単位 4単位 16単位
20日 123 251 - - 111 123 - 6単位 6単位 12単位
21日 129 295 200 84 99 195 132 6単位 6単位 12単位
23日 94 254 104 - 111 235 145 6単位 4単位 12単位
24日 127 277 236 180 154 184 - 6単位 4単位 12単位
25日 127 322 160 206 128 - - 6単位 4単位 12単位
26日 106 184 130 163 124 264 - 8単位 4単位 12単位
28日 128 257 184 187 132 262 - 8単位 6単位 12単位
(※1)赤文字は超即効性のインシュリン、黒文字は超即効性(30%)+持続性(70%)のインシュリン
(※2)低血糖を起こし、ブドウ糖溶液(20%を2本)を静脈注射で血糖値を上げた


入院してからのわたしの血糖値の推移は上記のような感じです。上記の表で赤文字は高血糖、青文字が低血糖、黒字が高め、そして太文字が理想の血糖値です。ちなみに正常とされる血糖値は

 ・空腹時が100以下
 ・食後2時間が160以下

です。ご覧の通り、バラバラです。

規則正しい生活をして、病院での糖尿病食を食べてもこのような血糖値になってしまいます。同じ種類・同じ量のインシュリンを注射しても血糖値は安定せず、少し多めに注射すると低血糖になってしまいます。インシュリン注射をしているわたしにとって、高血糖の状態が2,3日続いたとしても、すぐにどうこうなるというわけではないのですが、低血糖になり、そのまま放置すると死んでしまいます。ですので、低血糖にならないための調整が非常に重要になってくるのです。

今回、このようなデータをお見せしたのは、わたしの血糖値を知ってもらいたいのではなく、糖尿病になってしまい、インシュリン注射でも血糖コントロールはなかなか難しいということを知ってもらえればいいなと思っています。


言い換えれば、健康な身体はこの困難な血糖コントロールを自然と行っているのです。まさしく神秘の力です。この神秘の力を失うと、糖尿病になり、そして規則正しい生活をしたり、食事療法、運動療法、そしてインシュリン注射を強いられるのです。


まだ、この神秘の力が弱っているだけなら、どうぞ、失う前に休ませてあげてください。







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更新日 : 2006年11月29日 08:44




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