糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

これがインシュリン注射

入院中に美人看護師さんと雑談している時に、インシュリン注射の話になりました。わたしも知らなかったのですが、ほんの数年前まではインシュリン注射は本当の(?)注射器で行っていたそうです。

よくよく思い返してみると、確かにわたしは糖尿病になった後でも、インシュリン注射を始める前までは、インシュリン注射のイメージは自分で注射器で注射をするものだと思っていました。今でこそ、わたしはインシュリン注射というものをよく知っているのですが、昔のわたしのように誤ったインシュリン注射のイメージを持っている人もいると思うので、実際にインシュリン注射というものをお伝えしたいと思います。

そして、2型糖尿病患者の方で経口薬では血糖コントロールがうまく出来なくなっているのに、「インシュリン注射だけは・・・」と思っている方には、インシュリン注射ってそんなに大変じゃないんだということを。

また糖尿病予備軍で、「糖尿病なんて関係ない!!」って言って糖尿病に無関心の方には、そのまま無関心のままでいると、最終的にはこんなことまでしなければいけないという嫌悪感を感じ取ってもらえればいいかなと思っています。

とうことで、まずはわたしが注射しているインシュリン注射をご紹介します。

ご覧の通り、インシュリンはペン型になっていて、背広の内ポケットにも入れることが出来るのです。わたしは2種類のインシュリンを打っています。上のインシュリンは夕方に打っている超即効性30%+持続性70%のインシュリン、下の方は朝・昼に打っている超即効性100%のインシュリンです。1本のインシュリンには300単位(300ミリリットル)のインシュリンが入っており、毎回、注射針を交換して使用します。ということで、注射針は1回打つたびに交換するので、1日3つの注射針がゴミになります。


これがインシュリンに注射針を付けた状態です。


身体に刺す注射針の大きさはこんな感じです。約1cmぐらいでしょうか?


インシュリンに注射針を刺したあとは、インシュリン内の気泡を抜いて(ここは本当の注射のイメージです)、注射針と反対側の調整目盛りのダイアルを自分が注射するインシュリンの単位に合わせます。わたしは朝は10単位を注射しているので、目盛りを10に合わせます。



そしていよいよ注射針をお腹に刺します。これが左の下腹部に刺した状態です。(少し弛んだ美しくないお腹ですみません・・・)



こちらは足に刺した状態です。3回目の入院時に同じ糖尿病患者さんから足に刺しても痛くないということを聞いて、何度も「本当に痛くない?」ということを確認し、思い切って足に注射したら、痛くなかったのでいまはお腹と足に注射しています。

変な話、足にインシュリン注射をして痛くないこと分かったときは天にも昇るような喜びを感じました。やはり、何年もお腹にインシュリン注射をしていると、お腹の皮膚がかたくなって、痛くなるのです。インシュリンを打てる場所が増えた。こんなことで人生が明るくなるのもおかしな話です。ただ、足はまだ慣れてないせいか、たまに打つ場所を失敗して激痛が走ることもあります。



注射針を刺したらあとは、調整目盛ダイアルが0になるまでインシュリン注射の端(画面ではオレンジの箇所)を押して、インシュリンを体内に注入し、10秒数えて針を抜いて終了です。

いかがでしたでしょうか?これがわたしが毎日3回行っているインシュリン注射です。わたしのようなインシュリン注射のやり方以外にも、まだまだいろんな注射のやり方があるそうです。これをご覧になっていろいろ感じるところはあると思います。「インシュリン注射なんか自分には関係ない!!」。そう思っていただき、そしてそうなって欲しいものです。

ただ、わたしは糖尿病になった時でさえ、「インシュリン注射なんか自分には関係ない」、そう思っていのです・・・。






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更新日 : 2007年1月 5日 00:05




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