糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

血中ケトン体

近頃、めっきり糖尿病奮闘記の更新をしなくなってしまいましたが、ちゃんと元気で生きてます。いろいろ書きたいことがあるのですが、サラリーマン時代と違ってやることが多くて、つい更新が疎かになってしまいます。それに加えて書こうと思ったら書きたいことを忘れてしまうことが多いので、今回は忘れずに書いておこうと思います。

先日、上の娘が夕食の時にご飯を食べたくないと言ったので、「しんどいのかな?」と思って「ゴロンってしとき」と言うと、珍しく素直に横になったので、本当にしんどいんやなと思って熱を計ると39度もありました。上の娘は何度か39度の熱を出したことがあるので、翌日の朝に病院に連れて行こうと思ってそのまま寝かせました。

ところが、寝てから少したった時に娘が咳き込み、泣きながら起きたときに目の焦点が合わず、熱も40度近かったので、ビックリしてこども救急病院に連れて行きました。病院に行く途中、娘を抱っこしていると普段と変わらない様子になったので安心したのですが、連れて行った病院では久しぶりに頭がカチンときました。まあ、娘のことになると冷静さを失うわたし自身にも問題はあるのですが・・・。

病院ではまずこれまでの経過を説明して聴診器で娘をポンポンしてもらいました。ここまでは何の問題もなかったのですが、その後、医師から「これから点滴して血液検査をして、様子を見るために入院してもらうかもしれません。」とあっさり言ったのです。その言葉を聞いた瞬間、わたしは冷静さを失いました。

わたしは毎月採血してもらい、体調が悪いときは医師に点滴してくださいとお願いするのですが、子供にとって採血と点滴は想像以上に苦痛を伴うものです。それをあっさり言うのは、患者が子供だということに対する配慮が欠けていると思ったので、連れてくる病院を間違えたと思ってしまいました。

更に娘が病院に着いてから一度も体温を測ってないので「今の体温測ってください。」とお願いしました。「普通、診察の前には体温を計るやろ、どないなってんねん。それに血液検査をするのになんで尿検査はせーへんのか!」と思いながらも、平然を装っていたのですが、娘が検査室に連れて行かれ、わたしと奥さんが外に出されて医師や看護師が4人入って行ったときには、「悪いのは医者じゃない、娘の体調の悪化をきちんと見抜けなかったパパが悪い。」と泣きそうになりました。

娘が点滴を受けているときに、医師が採血の結果を報告に来ました。その報告も専門用語は多くて分かりにくいので聞き流していて、最後に、「血液データからは問題はありません。原因は分からないので、明日もまた来てください」と言って医師は去っていきました。

ほとんど医師の話を聞き流していた中で「血中ケトン体も高いのですが、血液は酸性になっていないため問題はありません。」という言葉だけは頭に残っていました。医師が置いていった血液データを見ると血糖値が115(通常は110以下)、血中ケトン体が600(通常は100以下)でした。確かケトン体ってインシュリンが不足したときに、脂肪からエネルギーを吸収するときできる燃えカスで、夕食を食べていない娘の血糖値が高いということは娘も糖尿病の可能性があるんじゃないかと思ってHbA1cの項目を探しましたが、HbA1cの検査はしてませんでした。

「くっそ~、何が大丈夫やねん」と医師の報告を聞いて余計不安になったので、翌朝はこのこども救急病院ではなく、わたしも通院している病院の娘のかかりつけ医のところに血液データを持って行きました。かかりつけ医にわたしが思っている不安を説明したら、きちんと絵を書いてくれて説明してくれて、さらに尿検査をしてもらって尿糖が(-)だったので安心しました。

最後にかかりつけ医が尿検査の結果を見て「昨日の点滴の効果はちゃんとありましたよ。」と言ってくれた時には娘に辛い思いをさせただけではないと助けられたような気持ちになったと同時に「もし、昨日のあの場面でこの先生が採血と点滴をすると言っても納得したやろな~」と思いました。

昨日の医師はとかかりつけ医の大きな違いは信頼関係です。糖尿病は長く付き合う病気なので医師と信頼関係があるかないかで同じ治療でも苦痛を味わうか安心を得られるか大きな差がでてくるとつくづく感じました。






にほんブログ村 病気ブログ 2型糖尿病へ
糖尿病SNS・DMサークル | いま、糖尿病奮闘記は何位?

更新日 : 2008年7月 9日 20:42

お久しぶりです。こんばんは!

私、はっしんさんのブログを拝見して、物凄く反省しました。
私には3歳になる娘がいるのですが、娘が熱を出したり具合が悪くなると慌ててしまい、先生に点滴や採血をお願いしてしまいます。
救急病院では、点滴をしないと言われ、喧嘩をしたこともあります。

私が間違っていたのですね・・・。

ただただ心配で・・・。

子供には物凄く負担や苦痛になっていたなんて思いもしませんでした。

これからはもっと冷静に対応していきたいと思いました。

投稿者 くーさん : 2008年7月10日 00:27

くーさんコメントありがとうございます。

いえいえ、くーさんは間違ってないと思いますよ。

時と場合によってはわたしも嫌がる娘に点滴をさせることもありますよ。今回は病院側がお金儲けを優先して、無理にしなくてもよい検査や点滴をしたのではないかと勘ぐってしまったのです。

子供を守るという強い思いはくーさんもわたしも同じですね。上手いこと言えないのですが、なによりも子供に対して愛情を持って接する事が大切じゃないかと思ってます。

くーさんのコメントから、たくさん愛情をお子さんに注いでいると言うことが伝わってきましたよ。

投稿者 はしもと : 2008年7月10日 10:58




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)